斉藤なおひと(追風海)参議院 自民党公認

主張・政策

斉藤なおひとからのご挨拶

私はリンゴ農家の次男坊として板柳町に生まれました。
小学2年から兄の影響で相撲を始めました。
中学生の時、日本大学相撲部が隣町で合宿をしており、わんぱく少年の私は連日通いました。張り詰めた雰囲気の下、黙々と厳しい練習を繰り広げる大学生の姿を見て「日大相撲部で強くなりたい」との思いを強くしました。

高校で全国優勝を果たして憧れの日大相撲部に入り、学生横綱など15個のタイトルを獲得しました。
大相撲では関脇まで昇進することができました。振り返ると、中学時代の心を震わせるような出会いが、私の人生をつくったと言っても過言ではありません。

大学時代は、主将として血気盛んな部員らをまとめました。
プロの力士となってからは各界の名士と交流し見聞を深めました。
引退後、故郷に戻り、市井の人に多くを教わりました。
このような濃密な経験から実感したのは、人材育成と教育の大切さでした。
そこで肝要なのが政治の力です。
他人任せにせず自ら実行しようと、36歳で板柳町議となり、2年後には県議に転じました。

「人づくりは国づくり」が政治における私の基本姿勢です。
子供たちが多様な経験を得られる機会をつくることに力を注いでいます。少子高齢化、人口減少が進む中、現場に足を運んで地域の課題とがっぷり四つに向き合ってきましたが、より魅力ある地方にしていくには、国政での政策展開・制度設計が必要です。先輩議員からの心強い後押しを受け、今夏の参院選に挑むことを決めました。

国政を目指す契機の一つに、太平洋戦争末期に激戦地となったペリリュー島への渡航があります。
西太平洋のパラオ諸島にあり、遺骨収集活動に取り組んでいる三沢市のボランティアと現地を訪れました。日本軍戦車の残骸などを見て回り、今日の平和と繁栄は多くの尊い犠牲の上に築かれていることを心に留めました。一方で、戦後の平和主義と日米安保に矛盾を感じ、安全保障政策と憲法改正に関心を抱くようになりました。

新型コロナ禍により、私たちの生活は大きく変わりました。
気候変動への対応やエネルギー源の確保は待ったなしの状況です。
ロシア軍によるウクライナ侵攻は国際秩序を変える歴史的な転換となるでしょう。人生100年時代を見据え、幅広い世代が安心感を得られるような日本を創るために知恵と胆力を持って取り組み、国際社会での日本の存在感を高めるために足腰の強い政治を実践していきます。

「人づくりは国の礎」

幼稚園・保育園・小学校が円滑に連携・接続できる体制を進めて、幼児期と児童期における公教育の質を高め、基礎学力の定着を図り、多様な領域の優れた才能を伸ばすなど、子ども本位の教育政策を展開します。更に教育環境に恵まれなかったり、学校に馴染めなかったりする子どもにも学びの機会を均等に与えます。

「子どもの希望を育む」

妊娠、出産から子育てにわたって切れ目のない支援を提供して量的拡充と質の向上を図ります。そして貧困、児童虐待を断ち切るため、苦しむ子やその親に対して広く、深く支援が行き渡るような仕組みを構築します。
里親、養子縁組制度を子どもの幸せにつなげるために継続的な支援体制を拡充します。

「持続可能な農林畜水産業」

海外の消費者が求める高品質な地産物をより多く売り込むことができるように、輸出に意欲的な農業者・畜産業者・漁業者を支援して、所得向上につなげることを目指します。コロナ禍で需要減のコメは特別枠を設け、国策として中長期的な制度に基づいた見直しに力を入れます。また水産資源を適切に管理して収益性の高い操業体制へと転換し、漁業を取り巻く構造的な課題への対応に取り組みます。

「地方ビジネスに活気を」

中小企業、小規模事業所の事業承継、雇用維持を総合的に支援します。また環境、エネルギー分野など新領域への事業展開や幅広い世代の起業意欲を後押しします。更に収入アップだけでなく、自己実現できる新しい働き方を進めます。

女性が働きやすく、経済的に自立できる環境を整え、男女の賃金格差を是正します。

「将来世代への責任」

原子力政策の柱である核燃料サイクル事業を推進するための国民の幅広い理解と支持を得られるように力を尽くします。また電源構成に占める再生可能エネルギーの比率を高めるために再エネを使いやすい形で提供する技術開発を促して脱炭素化を着実に進めます。
2050年カーボンニュートラルの実現に向けて既存の原子力発電所もグリーンエネルギーとして安全確保を大前提に稼働・建設の再開を求めます。

「未来に財産を残す」

取り返しのつかない自然破壊を伴う再生可能エネルギーの導入は認められません。持続可能なエネルギー確保と豊かな自然環境保全の両立を図ります。

日常生活に溶け込んでいる農林水産業の技能は地域に密着した文化であり、貴重な産業遺産です。技能の可視化など次世代に伝承できる仕組みをつくり、先人たちが営々と時間をかけて築き上げた風景を守っていきます。

「日本のカタチを示す」

憲法改正は自民党の党是です。「基本的人権の尊重」「国民主権」「平和主義」の基本原理は継承し、激動する時代に即した現実的な改正を行うべきと考えます。施行から75年を迎えた憲法の在り方について、国民的議論を喚起して改憲機運を醸成したい。
ウクライナに侵攻したロシア、軍事大国化する中国、ミサイル発射を繰り返す北朝鮮など、日本を取り巻く安全保障環境は一層厳しさを増しています。

国民の生命・安全・財産を毅然と守り抜き、経済や食料の観点でも国益を守るため、現実主義に基づき新たな安全保障戦略を練り上げる必要があると考えます。